みなさま、こんにちは!!

 

 



 

 

今日は、ある方をご紹介いたします。

 

上の写真を見て、ピンとこられた方はいらっしゃいますか？

左上にちょこっと答えがのっていますが、

 

 

 

彼の名は、「Børge Mogensen」（ボーエ・モーエンセン）

 



 

 

1914年　デンマーク北部のオルボーで生まれで、

 

同じくデンマークの近代家具デザイナー

 

「アルネ・ヤコブセン」や「ハンス・J・ウェグナー」

 

と共に北欧家具の歴史を作った偉大な人物です。

 

「ヤコブセン」や「ウェグナー」の名前は聞いたことがある。

 

でも、「ボーエ・モーエンセン」の名前は聞いたことがないと言う方もいらっしゃると思います。

 

 

 

今回、アクタス六甲店がリニューアルオープンを10月3日に迎え、

 

生誕100年を記念し新宿本店で行われた展示が、六甲店にも巡回してまいりました。

 

彼の代表作を一堂に集結した見応えのある展示となっており、デザインが生まれた当時の様子なども紹介しております。

 

 

 

 

彼のデザインの特徴は、一言でいえば「控えめな美しさ」

 

主張しすぎない控えめなデザインが、雰囲気の良い空間を作ってくれるのだと思います。

 

 

 

今回は、限定で展示されている一部の商品を紹介したいと思います。

 

 

 

 

 



 

●ソボルグチェア　　1950

 

左の二脚のチェアは、「FREDERICIA」社より100周年を記念して復刻されたチェア。

 

「新しい機械を使用して製造可能なシェルチェアを」という目的のもと製作されたもの。

 

柔らかい、見た目以上に包み込まれる座り心地です。

 

 

●J39 チェア　　1947

 

右の二脚は、御馴染みのJ39、別名「People’s Chair（みんなの椅子）」とも呼ばれ

 

誕生から現在まで途切れること無く販売されているデンマークのベストセラー木製チェアのひとつです。

 

曲線を描く背もたれ、手編みの座面の心地よい美しさが特徴です。

 

座面やフレームの色も組み合わせいただけます。

 

 

 

 



 

●1789スポークバックソファ　　1945

 

1945年の発売当時、前衛的すぎると評され、販売されたのはたった50脚。

 

20年後に再発売されると絶賛されデンマークの家庭にふさわしい逸品として称えられたソファ。

 

右の部分がリクライニング機能を備えており、雰囲気たっぷりのレザーストラップを付け替え角度を調整します。

 



 

クッションは紐でフレームに結んでいるだけになるので、痛みや流行に応じて簡単に取り替え可能です。

 

クラシカルなソファをお探しの方に、ぴったりかもしれません。

 

 

 

 

 



 

●2226 スパニッシュチェア　　1958

 

モーエンセンのアイコン、スパニッシュチェアは

 

家族とともに行ったスペインへの旅行で、古代イスラム文化から影響を受けてデザインしたチェア。

 

力強い印象を与えるオーク材とバットレザーは、経年変化でさらに美しくなっていきます。



 

また、ずっと快適で安全に使い続けれるようにと

 

座面の革が伸びても背面のベルトでテンションを調整できるようになっています。

 



 

 

スパニッシュチェアの図面。

 

 

 

 

 



 

●No.1 Sofa　　1955

 

そして、今回最後にご紹介するのがこちら。

 

1955年にデザインした<201>。フレデリシアが最初に発表したソファのシリーズで、10年間のみ製造されていたもの。

 

３つに分かれるクッションが独特の表情を与えるとともに、メンテナンスを簡単にしています。

 

この当時のソファを原型に、先ほど紹介したソボルグチェアと同様100周年を記念して

 

2014年に<No.1 Sofa>として復刻しました。

 



 

デンマークの古くからの様式で、クッションにボタンを付けるデザインや

 

脚にオークの無垢材を使用したデザインは、現在においてもモダンな印象です。

 

こちらも、貼り生地などご自由にオーダー頂けます。

 

 

 

 

 

 

100周年の記念展示は、12月まで展示予定ですので、

 

いまなお、沢山の方々に愛されるボーエ・モーエンセンの世界を是非見にいらしてください。

 

スタッフ一同心よりお待ちしております。